ポケモンBW乱数調整その1(パラメータ特定)
友人からBWの乱数調整を教えて欲しいと頼まれましたので記事にしたいと思います。
ちなみに紹介しているツールは結構古いバージョンのものであり最新版ではありません。
友人には自分が使用している古いバージョンのツールを渡しておりますので
予めご了承下さい。
【パラメータ特定とは】
BWの乱数調整をするに当たっての礎となる部分であるパラメータの特定を行います。
パラメータは自分が所有しているDSによって個人差が発生し、人それぞれ結果が異なります。
これによりBWの乱数調整はHGSS以前と異なり、他人が乱数調整で使用した初期seedの流用・代用などが出来なくなっています。
そのためBWの乱数調整をするのであれば、自分専用のパラメータを算出する必要があるという訳です。
【やり方】
1)固定シンボル又はシッポウ博物館の化石復元の前でセーブ
コバルオンやキュレム等の固定シンボルの前に立ち、セーブをします。
又は化石(種類不問)を持っている状態でシッポウ博物館の化石を復元してくれる姉ちゃんの前に立ってセーブします。
どちらでも構いません。
メリットを挙げるならば、
・固定シンボル… 初期レベルが高く、個体値の特定が容易
・化石… 化石の入手が容易であり準備しやすい(ネジ山で1日1個だけ化石をおっさんから貰える)
2)電源を切り、時間設定をしてゲーム起動
DSの時計をいじり、適当な時間でゲームを起動します。
「2011年1月1日 1時0分10秒」
このように自分が分かりやすく覚えやすい時間で結構です。
ただしDSで自分の誕生日設定をしている場合、その誕生日の月は避けるようにして下さい。
(誕生日が2月であれば、2月を避けるという感じです)
起動した時間は忘れないようにメモを取るなりして下さい。
ゲームを起動した後は絶対にボタンに触れないようにして下さい。
(ズレが発生してしまう為)
ムービーが流れ始めた辺りからはボタンに触って結構です。
A連打するなりしてタイトル画面に進んで下さい。
3)Cギアオフでゲーム開始
Cギアはオンにしないで下さい。
必ずオフの状態でゲームを開始して下さい。
4)固定シンボルに接触、または化石を復元する
ゲームが開始したらなるべくAを連打して固定シンボル、または化石復元の姉ちゃんに話しかけます。
固定シンボルの場合は弱らせるなりして適当に捕獲して下さい(マスターボール推奨)
化石復元の場合は化石の種類を問わず、適当に1匹を復元して下さい。
5)個体値を確認
仲間にしたポケモンの個体値を測定します。
測定の手段はカリキュレーターを使うなどをして下さい。
測定後はセーブをせずに電源を切ります。
「HP:21〜22」
このように個体値の特定は多少の幅を利かせても構いませんが、出来る限り詳細に特定した方が良いです。
化石の場合、化石はいくらでも入手できるので
復元をしたらセーブをし、Lv100戦などを行うことで個体値の特定を容易にする事ができます。
6)繰り返し
同じ時間設定で1〜5の作業を4〜5回程度繰り返して下さい。
理由としては、一般的に「Timerズレ」と呼ばれるズレが発生し、
全く同じ時間に起動しても異なる個体値のポケモンが出来上がってしまう現象があるからです。
そのため、4〜5回程度同じ作業を繰り返し、同じ個体値が連続で出続けるかどうかの確認をします。
7)MySeedFinderを使用する
「MySeedFinder」を起動して以下の条件を入力していきます。
ブラックとホワイトで入れるべき条件が異なります。
誤ると正しい結果が出ませんので注意して下さい。
ブラックの条件をB
ホワイトの条件をW で表します。
範囲を指定できますので、±2程度の幅を利かせて入力した方が結果を得られやすいです。
DS本体のMACアドレスを入力します。
ハイフンをそのままにして入力して下さい。
(例:11-22-33-44-55-66)
nazo
B 0x2215f10 (範囲:0x2215f0e〜0x2215f12)
W 0x2215f30 (範囲:0x2215f2e〜0x2215f32)
VCount
B 0x60 (範囲:0x5e〜0x62)
W 0x5f (範囲:0x5d〜0x61)
Timer0
B 0xC79 (範囲:0xc77〜0xc7b)
W 0xC68 (範囲:0xc66〜0xc6a)
Flame
B・W共通 (範囲 0x6〜0x8)
日付・時間
2の項で決めた、自分がゲームを起動した日付・時間を入力します。
秒の値は±3秒程度の範囲を取った方が良いです。
(例:2011年1月1日 1時0分7秒〜2011年1月1日 1時0分13秒)
GxStat
B・W共通 0x6000000
そして5の項で特定したポケモンの個体値を入力します。
左からHABCDSの順に入力して下さい(半角数字)。
数字と数字の間には","(半角コンマ)を入れて数字を分けて下さい。
また個体値の特定が詳細にできず、ある程度幅が出来てしまった際は
「21-22」のように半角ハイフンを中に入れ込んで下さい。
例:12,4,4,28-31,15-19,31
ここまで全て入力したら「検索開始」のボタンを押します。
自分のDSのパラメータが算出されます。
検索範囲を広げたり個体値に幅を利かせすぎると算出完了まで少々時間が掛かります。
検索が正常に終わると候補のパラメータが出てきます。
■候補1
パラメータ = 2215f30,5f,c68,6,6000000,11,1,2,12,0,12,0,0,0,2c00,0
シード = 0xA3C3E9AFF09059A6
見つかった個体値 = 12, 4, 4,31,19,31
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■範囲内の検索が完了しました。
結果のこのパラメータの部分を使用します。
2215f30,5f,c68,6,6000000[→ここから右の数字列は不要
意味合いとしては
2215f30 :nazo
5f :VCount
c68 :Timer0
6 :Flame
6000000 :GxStat
これが御自分のDSとゲームソフトのパラメータとなります。
今後、何度も使っていくものですので十分にメモを取るなりして下さい。
尚、MySeedFinderで検索結果が複数出た場合は、自分が決めた時間設定に最も近いものが正解です。
ピッタリ一致とまではいかず、それでもやはり秒の部分が1〜2程度ズレて結果が出てきますが問題ありません。仕様です。
8)SSS4を使って確認作業
SyokiSeedSearch4(以下SSS4)を使用して、求めたパラメータが正しく使えるかどうかの確認を行います。
この確認を怠るのは絶対に止めて下さい。
もしパラメータが間違っているまま5Vや6Vを作ろうとするならば絶対に出来ません。
算出したパラメータ、設定した時間、個体値を入力し
「消費」の部分を「0〜0」にした上で「検索開始」のボタンを押して下さい。
(消費を0にする理由としては、固定シンボルや化石復元の際の乱数消費数が0な為です)
パラメータ、時間、個体値、消費
これらが全て正しく入力されているのであれば、その個体値の出る時間と初期seed列がテキスト形式で算出されます。
これで要するに、2011年1月2日 12時00分11秒(1秒早く)に起動して化石を復元すれば
12-4-4-31-19-31 の個体値のポケモンが出来上がる という事になります。
SSS4の検索で先程の個体値がヒットしないということは、MySeedFinderで求めたパラメータが間違っているということなので
1の項から新しく始め、再びパラメータの特定作業をして下さい。
以上でパラメータ特定方法の紹介を終わります。